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One's Activity

2010/1/21

刺激し合い 向上し合う 作陶を楽しむ日々

ちくま陶房主宰 陶芸家 磯部篤さん・郁子さん

 笠間藩お抱えの刀鍛冶だった曾々祖父を持つ磯部篤さん。幼い頃は鍛冶場を遊び場にし、創作の現場や古美術品などに身近に接してきた。血筋なのかクリエイティブなことに取り組むのが好きで、陶芸を始めたのは19年前。夫人の郁子さんも誘って、二人で作陶を楽しむ日々が始まった。12年前、自宅を建てかえた時に窯も作り、アトリエと教室という形で戸田市中町に「ちくま陶房」を開設した。
美術への造詣の深さを陶芸にも活かしている夫妻。篤さんは、刀剣の鑑定士でもある
土の柔らかさとと相談しながら、
作品の形を整えていく
清楚な美しさを放つ、篤さんによる鉢

 主に創作しているのは、繊細でやさしい風合いの半磁器の作品。大鉢や大皿といった大きな作品を作るために熱心な試行錯誤が繰り返される。「夫婦で影響、協力し合いながら創作にいそしんでいます。土の塊から造形が生まれる…そんな楽しさが陶芸の醍醐味ですね」と篤さん。
今の目標は多くの重要無形文化財保持者が出品する「日本伝統工芸展」に入選することだそう。郁子さんは象嵌の技法を使った作品を得意とし、毎年秋に東京都美術館で行われる陶芸部門の登竜門「全陶展」に入選を果たすなど、夫婦それぞれが意欲的に活動している。

 教室の生徒は現在10人。こじんまりとした規模で丁寧な指導を心がける。「お二人の気さくであたたかい人柄が魅力」と慕う声もあり、教室はアットホームで和やかな雰囲気だ。

「ちくま陶房」
戸田市中町2-18-14
TEL048-444-5600

「遊びながら、という感覚で
楽しんで作ります」と郁子さん
象嵌の技法を用いた郁子さんの作品。
むくげの花を中央にあしらっている
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